選手にとっての有観客の意義

皆様ご無沙汰しています。
なかなかブログまで辿り着くことができずにいましたが、先週は時間の許す限り全日本選手権をネットで観戦したり、なんとか国内テニスの今をチェックしようと自分としては刺激を受けながら過ごしました。

今年は今回の全日本だけでなく、引退する選手がとても多い印象なのは私だけではないと思いますが、ここ数年のコロナ禍を経て、有観客での大会が徐々に日本にも戻ってきたことがとても大きいことなのでしょうね。

国内大会が戻ってきたこと、そして有観客であること、その有観客の中の規制ルールなど、まだまだ海外に比べると遅れていることも多く、それが客足に表れているところもあるかも知れないですが、そんな少しの進歩でもやはり応援してくれる人が直接観戦に来れるというのは選手にとってこれほどまでに幸せなことはなく、競技者としての矜持を感じる瞬間なのかなと思います。

例えばまだジュニアなど、こんな調子の悪い姿を人に見られるのが嫌だとか、見てる人が多いと緊張してしまうとか、選手によっては色んな感じ方をすると思います。
プロであれば勝たないといけないとか、負けた時に思わぬ誹謗中傷やコメントをされることもあるでしょう。
それでも、私は大会会場で自分の試合を観てくれる方、その中で自分のことを応援してくれる人、いつもサポートしてくれている人がいるということは素晴らしいことだと思うのです。

私の記憶によく残っているのが、2015年の女子ダブルス決勝で戦った時の試合。
自身としても単複過去最高成績で調子も良かった年ですが、決勝の試合では5,000人以上の観客の前で、自分の出せる最高のプレーを出せた試合でした。
結果は3時間越えの試合で負けてタイトルは獲れませんでしたが、あの場で感じた観客のみなさんとの一体感とかは今でも心に残っています。
本当にプロとして幸せな瞬間だったと思います。
その時のブログはこちら

さて、少し話がズレましたが、だからこそ来年はもっと多くの観客が集まる全日本に戻ってほしいし、観客にとっても、出場する選手にとっても、この歴史ある大会の意義がもっともっと広がっていくことを願っています。


※部屋の雑多さは大目にみてください笑

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