テニス選手として世界で勝つには英語は最低できないと、と思って

 

いつも取り組んできた。英会話の家庭教師もつけてもらったし

 

飛行機では英語で映画を見て

 

海外の選手と練習し、ダブルスを組み遠征中はホテルではなく

 

ホームステイのチョイスがあるところでは現地の

 

家庭で英語に触れ、タクシーでは運転手さんと積極的に会話し

 

わからなくても発言したりするようにしてトライしてきた。

 

全くわからなくてホームシックにもなったし

 

悔しかったし悲しかったし

 

かっこ悪い失敗もしたし、馬鹿にもされたけど

 

しょうがない、英語にほぼ縁のない国で育って、学校の授業も

 

喋れるようになるわけない世界から遥かに遅れた英語の授業しか

 

受けて来てない日本で育ったんだから自分で痛い思いしてでも

 

学んでいくしかない。

 

でも、やっぱり海外に一度も住んだことないのと

 

ある一定期間住んでる人との差はある。

 

語学は英語と中国語を学んだけれど

 

やっぱり一番伸びたのは仲の良い台湾の

 

友達ができた時と 外国人の彼と付き合った時だ

 

中国語も台湾の選手と部屋をシェアしたり

 

チャットをしたり常に浴びてればある程度喋れるようになることが

 

わかったし、身についた。

 

言語は習慣だから繰り返し聞いてれば覚える。

 

そして少し身に着けると、髪の毛と同じようにある日

 

なんか急に伸びたな、と感じる。

 

ただ日本にはあまりにもチャンスが少ない。

 

英語に触れるチャンスが少ない

 

言語もツールだし

 

テニスもツールだし

 

世界が近くなったり世界で戦うにはツール

 

道具

 

言いかえれば武器なしで戦うには

 

世界は厳しい

 

社会もおそらくそうだと思う。

 

それぞれが社会に出て戦ったり交渉したり

 

渡り歩いていくためには道具や武器のチョイスが多ければ

 

単純に言えば人から必要とされたり

 

興味を抱いてもらえたり

 

一緒に働かないかとなったり

 

学ばせて下さいとなったりする。

 

だから、子供の時や、テニスで現役でも

 

時間は作っていろんな武器を磨いた方が

 

役に立つ